タロット占いで聞く「ワンオラクル」とは?
オラクルは神託をあらわす
ワンオラクルとは、「1つの神託」という意味の言葉です。
オラクルは神託をあらわし、古代ギリシアなど世界各地で神からのお告げを聞く儀式が行われていました。
「神託」という言葉は、基本的には人間側から神に質問する場合に使われるようです。
1つの質問に1つの答え
通常のタロット占いは、全体的な流れを占うものですが、ワンオラクルでは1問1答のシンプルなやりとりに限定されます。
1つだけ質問をして1枚だけカードを選び、その結果から判断する占いで、抽象的な質問には正確な回答が出ないようです。
どんなことを占うのに適してる?
全体運は占えない
ワンオラクルとは、基本的に1問1答形式で占う簡易型の占いです。
「◯◯さんと結婚できるか」「この会社を信用していいか」などの具体的な占いに適しており、漠然とした内容、たとえば「幸せな結婚ができますか」などの曖昧な問いかけには適していません。
今日1日の運勢や、迷ったときにどちらを選ぶべきかなど、自分の気持ちをすぐ知りたいときなどに使用するといいようです。
1つの具体的な悩みや質問への答えが占える
神社でお祈りするときは、自分の名前と住所を伝えるといいといわれています。
神託を受けるときは、「わたしは◯◯をしようとしている者ですが、△△を××するとどうなるでしょうか」と前後関係の事情も含めて具体的に問いかけるべきでしょう。
スピリチュアルな世界は広大で、占いは大砲で0.1mmの的を狙うようなものです。自尊心が高く傲慢な部分があると純粋な占いができず、無意識のうちに「本当はわたしって賢くて立派で最高だからこんな答えが出るはず」と解釈を誤りやすくなります。
ワンオラクルのやり方について
使用するカードは大アルカナ22枚がベスト
ワンオラクルとは、基本的には絵だけが描かれた22枚の大アルカナと呼ばれるカードのみを使うことが多いようです。
大アルカナカードとは通常のタロット占いに使用されるもので、56枚の小アルカナカードとはおもにゲームに使用されるようです。
具体的な質問を思い浮かべてカードを1枚選ぶ
ワンオラクルとは、神託を受けることを目的としていますので、カードをシャッフルするときに無心ではいけません。
占いたいことや自分の願い、また具体的な相手の顔やヒントになるものを思い浮かべ、正しい答えが出るようにシャップルしましょう。
シャッフルの仕方は自由ですが、基本的にはローリングシャッフルがベストだといわれています。
質問を思い浮かべ終わったらシャッフルを止め、カードをまとめて1つの山にしてから自分が慣れた方法で展開し、1枚だけカードを選びましょう。
ワンオラクルの解釈の仕方
解釈は直感が大事
ワンオラクルとはじっくり考え込んでカードと対話するようなものではなく、いわばおみくじのようなものですので、カードの絵をみて浮かんだ直感を大切にしましょう。
私達の脳には、さまざまな情報が浮かんでは消えていきます。
あまり解釈に時間をかけ過ぎると、雑念が湧いてきて「一瞬◯◯とみえたけど、ネットではこういう解釈がある」などの、直感とかけ離れた自尊心などが邪魔をしてきます。
「より正しい解釈がしたい」というのは一見いい心がけですが、じつは雑念なのです。
正位置と逆位置に注意しよう
ワンオラクルとはタロットを用いた占いであるため、解釈するときにはカードの正位置と逆位置に気をつける必要があります。
カードの置き方で意味が変わってきますので、選んだカードをみるときは一定のめくり方で統一しましょう。
さっそくワンオラクルについて学ぼう!
ワンオラクルとは、やり方を覚えればどこでもできるシンプルなタロット占いです。
カードの解釈には直感が大切ですので、出たカードの意味を本などで調べて時間をかけ過ぎると、格好よく説明しようとする雑念などが湧いて、正しい答えが出せなくなります。
より正確なワンオラクルで占うために、大アルカナ22枚の意味を学び、出たカードをみて直感で答えが出せるようにしましょう。