七曜(しちよう)とはどんな占い?
七曜とは、天動説を推奨していた時代に、インドで確立した占術の1つです。
地球を中心に遠い天体から順に影響を及ぼすものと考えられ、それぞれに神を配し、吉凶を占っていました。この星の巡り順が今日の暦、月曜日〜日曜日の基礎を作っています。
天動説(てんどうせつ)、または地球中心説(英: Geocentrism)とは、地球は宇宙の中心にあり静止しており、全ての天体が地球の周りを公転しているとする説
7つの天体とは?
土星、木星、火星、太陽、金星、水星、月
この7つの天体が地球に影響を及ぼして、作物の実りや天災の予期、生物の繁殖に至るまで支配していたと当時は考えられていました。
七曜での土星の意味
土星は大地の天災と豊穣の神として崇められました。地震の予期や種まきの時期や収穫の時期までこの天体を基に予測していました。したがって基盤や基礎を司り、始終や節目の意味が与えられています。
七曜での木星の意味
木星は植物全般と繁殖の神として崇められました。種の繁栄や継続、自然の実りや食物連鎖の法則などはこの天体を基に予測していました。したがって成長や繁殖をつかさどり、仕事や自己改革の意味が与えられています。
七曜での火星の意味
火星は力や権威の神として崇められました。権力や法、建築や経済における事象をこの天体を基に予測していました。したがって学術や学習をつかさどり、変化や変質の意味を与えられています。
七曜での太陽の意味
太陽は男性の魅力や陽の神として崇められました。女性に対して優位な面(体力、経験、労働)や光の暖かさや表舞台に関わる事象をこの天体を基に予測していました。
したがって物事や闘争の行く末や政治や法の執行をつかさどり、表面の感情や結果を記しています。
七曜での金星の意味
金星は自然に宿る鉱物や動物などの神として崇められました。狩りや工房、生死の営みなどをこの天体を基に予測していました。
したがって狩猟の時期や鉱石採掘、葬儀や婚儀のような儀式などをつかさどり、自然との調和を記しています。
七曜での水星の意味
水星は水に関わる災害や健康の可否などの神として崇められました。役や厄はこの天体を基に予測していました。
したがって金星とは異なる生死の見解があり、冥界や異界など精神世界の法をつかさどり、健康や寿命、異質な事象の意味を与えられています。
七曜での月の意味
月は女性の魅力や陰の神として崇められました。男性には無い生を産み出す力や、夜や闇に関わる事象をこの天体を基に予測していました。
したがって潮の満ち引きや気候の移り変わりをつかさどり、邪や嫉妬などの意味を与えられています。
七曜は占い以外でも活用されている
七曜は上記の7つの天体の巡り、順を1年の1番細かい周期と決め、時間の流れを読み解いたものです。
現在も暦として活用されており、52週ある周期と24の時間を細かく分類しています。また7つの天体の相性は陰陽五行説に派生しており、東西の占術に用いられています。
日本には空海の持ち帰った儒教の教えに派生しており、過去六曜を暦としていた日本に新しい流れをもたらしたものです。
七曜の占い活用法
この七曜で占うことのできる内容は、あなたと相性の良い!または悪い時期がわかります。
また何年の何月何日何曜日の何時から何時までが良いと、細かいベストタイミングも鑑定をすることが可能です。引越や転職、独立やイベントなどの大事な予定がある日時を決定するときにおすすめです。
七曜占いの鑑定方法
まずはじめにあなたの本星を導き出します。次に本星を曜日と照らし合わせ、そのあとに曜日の天体を選定します。その天体の相性を確認してあなたの未来の良き日、時間を算出します。
ぜひ七曜ができる占い師に鑑定を依頼してみてください。
最後に
七曜の法則は、特定の日時に吉凶を占うための技術であると同時に、あなたの未来に暗雲がかかる日の予防にも活用できます。
婚談の日時や葬儀の日取り、仕事上の段取り等にあなたの良き日を合わせたり、外したりして今後の人生に活用しましょう。
記事を作成した占い師「夫壽(ふじゅ)」先生について
夫壽先生
占歴20年の夫壽(ふじゅ)と申します。
今回ご紹介した七曜の鑑定もできますが、私は主に五韻理学(ごいんりがく)と占数学(せんすうがく)で鑑定をしております。名前や年齢から、運勢・相性・性格などの鑑定ができる占術です。
基本的になんでも鑑定をさせて頂きますが、特に恋愛相談の鑑定が得意です。私は男性の婚活アドバイザーでもあるため、彼氏や好きな男性あるいは女性の心理に関する相談もお任せください。