妊娠の報告はどのタイミングでするの?
会社への妊娠の報告は、個人差もありますがタイミングを見極めることが大切です。
体調や妊娠の経過に問題がない場合は、安定期に入る妊娠5ヶ月前後(妊娠16週頃)に、直属の上司に伝えるといいでしょう。
妊娠初期は流産の可能性もあるため、あまり早くに伝えることはおすすめできません。しかし、つわりや体調不良になってしまうと急な欠勤や業務内容の変更を申し出る必要があります。
とくに妊娠初期は流産しやすい時期で、無理は禁物です。仕事上で迷惑をかけてしまう場合もあるので早めに伝え、周囲の理解を得られるようにしておきましょう。
また仕事によっても早めに妊娠報告した方が良い場合があります。立ち仕事や力仕事など、身体に大きな負担がかかる業務はできるだけ、無理をしないように会社に相談してみましょう。
会社に報告する際に考えなくてはいけないこと
会社に妊娠を報告する場合、妊娠したこと以外にもいくつか伝えておかなくてはいけなこともあります。
それは妊娠・出産後に仕事を続けるのか退職するのかということです。妊娠の報告をするときに、産休・育休・退職についてどうしていくのかをしっかり伝えておくことが重要です。
最近は育休の取り方が増え、女性の仕事復帰をするケースが増えていますが会社によってはなかなか復帰への理解が得られない場合もあります。
人材の少ない会社であればあなたの代わりを補充する必要があり、産休・退職によっても対応が変わっていきます。
産休・育休は働く女性の権利ではありますが、そのことばかり主張してしまうと今後仕事を続ける上で支障をきたしてしまうこともあるので、冷静にどうするべきかを考えてから会社に伝えるようにしましょう。
報告をする際の注意点
妊娠報告はとても喜ばしいことですが、中にはその報告を喜ばしく思わない方もいる可能性があります。
たとえば、妊活中でなかなか妊娠できない人やあなたの妊娠によって仕事上の負担が増える人など、妊娠報告を複雑な思いで受け止める人がいることを覚えておきましょう。
また、仕事の繁忙期に妊娠報告をするのもおすすめできません。体調に問題がない場合は、なるべく無理をせずに仕事が一段落する時期を待ってから妊娠報告をするようにしましょう。
産休前に会社でやるべきこと
産休に入る前までにやるべきことは、今携わっている業務の引き継ぎです。
引き継ぎがしっかりできていないと、産休中にも対応に追われたり周囲の人に迷惑をかけてしまうことがあります。
産休に入る前から少しずつ、後任者に引き継ぎながらサポートしていきましょう。そして会社内外問わず、関係各所に産休や復帰のスケジュールを伝えておくことも重要です。
産休の挨拶やその後の業務の流れ、後任の紹介などもしておきましょう。
妊娠報告をしたときの会社の反応は?
妊娠の報告はおめでたい幸せなことですが、上記でもお伝えした通り妊娠の報告を快く思ってくれないこともあります。
会社によっては退職を促されたり、産休まで肩身の狭い思いをした方も少なくありません。そして同じ立場になりうる女性の方が、意外ときつい対応をすることもあります。
会社内に産休や育休を取得した経験がある方がいる場合は、会社に報告する前に相談してみるのもいいでしょう。
さいごに
いかがでしたか?妊娠という嬉しいできごとでも、タイミングや相手によってはトラブルの原因になってしまうこともあります。
会社に迷惑をかけないためにも、会社に報告をするタイミングをしっかり見極めて、仕事上の配慮を心がけるようにしましょう。
安心して妊娠・出産・子育てと進んでいけるように、社会人として必要なマナーやポイントを押さえておきましょう!