「イーチン」とは一体なに?
占いに興味がある方は、「イーチン」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。
「イーチン」とは易占いのことで、東洋占術のひとつです。
易占いのもとになった易学は、古代中国から伝わる四書五経のひとつである易経を読み解く学問で、自然界のものは総て陰と陽でできていて、この陰と陽の組み合わせから過去・現在・未来を読み取るものです。
なぜ易占いをイーチンと呼ぶのかというと、易の英語訳が「イーチン(ICHING)」だからです。
イーチンはどんな占い?
【イーチンはどんな占い?1】卦を出して鑑定する占い
イーチンでは、占いの結果を「卦」といいます。
「当たるも八卦当たらぬも八卦」という言葉がありますが、これはイーチンの卦からきています。
卦は上下三本ずつの棒で形成されていて、これを八卦といいます。
鑑定を行うときは、「上卦」と「下卦」を出しその結果あらわれた卦を「大成卦」といいこの意味を読み取ります。
「大成卦」は全部で64種類あり、占いたい内容と「大成卦」をみて解釈をしますが、これには技術が必要ですぐによく当たるイーチンができるわけではありません。
【イーチンはどんな占い?2】具体的な行動や近い未来の運勢がわかる
イーチンは、具体的な行動を鑑定することに向いています。
「このあとどんな行動をとればいいんだろう」というように何かを選択したいときは、イーチンを利用することが向いています。
また、3か月程度の運勢を鑑定するときにイーチンが向いています。
しかし、その人の本質や性格などを占いたいときはイーチンは向いていません。
本質や性格といったことを占いたいときは、四柱推命・九星気学・西洋占星術といった占術がおすすめです。
【イーチンはどんな占い?3】イーチンタロットとは
イーチンで検索をすると、「イーチンタロット」が数多くヒットします。
イーチンタロットは64枚のカードすべてに大成卦が描かれていて、易占いと同じようにその意味を読み取って解釈をします。
イーチンを手軽に利用できる鑑定方法として、日本や中国といったアジア圏だけではなく世界中で人気がある占術です。
イーチンのやり方とは?
イーチンで鑑定したいときは、筮竹(ぜいちく)やコイン・ダイスといったものを使います。
このなかで、筮竹を使うものはかなりの専門知識が必要になります。
また、イーチンタロットを利用することで簡単に鑑定できます。
こちらでは、イーチンタロットの一枚引きの鑑定方法を紹介します。
【イーチンタロットのやり方1】トランプと同じようにシャッフルする
イーチンタロットは、タロットカードと違い正位置・逆位置の違いがありません。
そのため、トランプと同じようなシャッフルで問題ありません。
【イーチンタロットのやり方2】カードをまとめてテーブルに置く
シャッフルをしたら、カードをまとめてテーブルに置きましょう。
そして占いたいことを心のなかで唱えます。
【イーチンタロットのやり方3】カードの山を取り分けて解釈する
つづいて、カードの山を2つに取り分けます。
このときに手にもっている束の一番下のカードが、今回のカードです。
カードのメッセージを解釈することで、イーチンタロットの1枚引きが終わりです。
イーチンをやるときの注意点
イーチンをやるときは、大成卦の解釈が大切です。
自分が占いたいことが大成卦でどんなメッセージなのかを読み解くためには、勉強や慣れが必要になります。
そのため、「すぐに当たるイーチンをしたい」と焦らないようにしましょう。
なんどもイーチンで鑑定するほかに勉強を欠かさないことで、より当たるイーチンができるようになります。
さっそくやってみよう!
よく当たる占術としてイーチンが人気です。
さっそくイーチンで鑑定をして、自分の運勢をチェックしてみましょう。