「超越瞑想」ってなに?
超越瞑想とは
超越瞑想はヒンドゥー教に由来するマントラ瞑想法で、哲学者でもあるマハリシ・マヘーシュ・ヨーギー氏によって1950年代に知られるようになりました。
超越瞑想は英語でTranscendental Meditation(トランセンデンタル・メディテーション)といい、略してTMともいわれています。
超越瞑想以外の瞑想
瞑想には、超越瞑想のほかに瞑想や座禅、マインドフルネスなどがあります。
瞑想や座禅は雑念を払うことを目的としていて、精神の集中や落ち着きといった効果が期待できます。
マインドフルネスは、自分が目指す本当の生き方や奥底にある気持ちに気づく効果があるといわれています。
どんな効果があるの?
心の安定
超越瞑想の効果として、心の安定が挙げられます。
イライラを鎮め心を落ち着かせる効果があり、精神的な幸せを感じることができます。
また、超越瞑想をすることでストレスが軽減され、幸福ホルモンが分泌されるという話があるようです。
身体の休息
超越瞑想は、とても簡単なのに身体をゆっくりと休ませることができます。
「15分の瞑想は2時間の睡眠の効果がある」ともいわれていて、集中力が上がったり睡眠時間が十分に取れなくても元気に動けます。
潜在能力の目覚め
超越瞑想には、潜在能力を目覚めさせる効果が期待できます。
潜在能力とは、自分が本来持っている奥底に隠された力のことです。
超越瞑想は脳全体を活性化させ、素晴らしいアイデアが浮かびやすくなる・集中力の増加・仕事の効率アップなど、さまざまなプラスの効果が期待できます。
超越瞑想の基本のやり方について
TM教師に指導を受ける
超越瞑想のやり方には、マハリシ財団関連組織で教育を受けたTM教師に指導を受ける方法があります。
教師が瞑想中に唱えるマントラ(真言)を選んでくれるので、心の中で15~20回唱えるだけです。
マントラについて深い知識がなくても大丈夫なので、手軽だといえるでしょう。
自宅でする超越瞑想のやり方
TM教師からの指導が難しいなら、自宅で超越瞑想をすることが可能です。
やり方は簡単で、イスに座って目を閉じ自作のマントラを唱えましょう。
マントラは意味のない言葉にします。
長いものだと大変なので、3~4文字程度の短いマントラを設定してください。
あとは、自作のマントラを20分ほど唱えるだけです。
やり方は簡単ですが、きっと効果を実感できるでしょう。
超越瞑想のやり方の注意点
寝る前か起きた直後に行う
超越瞑想のやり方で注意しておきたいことの1つに、超越瞑想をするときの時間帯があります。
一番のおすすめは、寝る直前と起きた直後です。
寝る直前はその日一日の情報や考えを整理でき、さらに身体の疲れをしっかり取ることができます。
また、起きた直後に超越瞑想を行うことで精神が安定し幸せな気持ちで一日を過ごせますし、脳が活性化して集中力が上がるので勉強や仕事の効率アップが期待できます。
雑念があっても焦らない
超越瞑想のやり方でもう1つ注意しておきたいのは、雑念に対する考えです。
瞑想中は「雑念を早く払って集中しないと…!」と思うかもしれませんが、超越瞑想は浮かんできた雑念を受け止め再びマントラを唱えるだけで大丈夫です。
リラックスしてマントラを唱えていくうちに雑念が少しずつ浮かばなくなり、瞑想状態に入れます。
雑念=悪いものと考えなくていいので、気楽に取り組めると言えるでしょう。
さっそくやってみよう!
超越瞑想のやり方はとても簡単で、目を閉じて自分で作ったマントラを20分ほど唱えるだけです。
意味のない言葉でマントラを作るのは、言葉の意味に意識が向かないようにするためだといわれています。
やり方はわかったけれどうまくいかない人は、TM教師の指導をうけるといいかもしれません。
自分に隠された実力を発揮し、精神的な安定を手に入れられるのでぜひ試してみてください。