簡単にできる?瞑想をやってみたい!
現代生活にあわせて進化した瞑想
最近のビジネスシーンや有名人の間で流行っている瞑想法は、マインドフルネス瞑想と呼ばれるものです。
マインドフルネス瞑想とは、マサチューセッツ大学医学校名誉教授ジョン・カバットジン博士が医療に取り入れ、体や脳へのストレスを低減させる瞑想法です。
やり方がシンプルで宗教色が取り除かれているため、グーグル・アップル・フォードなどアメリカの大企業が社員研修に取り入れて有名になったようです。
医療として導入されている瞑想法
マインドフルネス瞑想は、臨床効果が多くの研究で証明されたことにより、世界的に受け入れられるようになりました。
仏教の瞑想を基本にしているので、「マインドフルネス」はサンスクリット語の「サティ」の対訳で、日本語では「気付き」という意味です。
判断をしないこと、現在のありのままを受け入れることが重要です。
人間は自意識や理想などでいまの自分を否定していることが多く、現状を素直に認められないことでストレスを感じます。
しかし、ありのままを認めることで適切な対応ができるといわれています。
瞑想を始める前に準備することは?
座れるスペースや横になれるスペースを準備する
瞑想をはじめるときは、やり方にもよりますが、ゆったりできるスペースを確保し、誰かに邪魔されることのない空間を準備しましょう。
瞑想の途中で電話が来たり人に話しかけられたりすると、うまく意識を呼吸に集中することができません。
はじめのうちはタイマーなどで時間をセットする
瞑想をすると、はじめはやり方がよくわからず時間がかかってしまったり、目を閉じて日常的なものから意識をそらすため時間の感覚がなくなるようです。
集中できてもできなくても時間のせいで気が散るため、タイマーをセットしておくといいかもしれません。
瞑想の基本のやり方について
背筋を伸ばして座る
瞑想のやり方は、まず背筋を伸ばして座ることからはじめます。
あぐらをかいても椅子に座ったままでもいいですが、胸を張って肺に意識が集中しやすいようにするといいでしょう。
背もたれに寄りかかる場合は、背中にクッションを入れるといいかもしれません。
目を閉じて深呼吸をする
瞑想の基本的なやり方は、呼吸を意識することです。
まずは意識がブレないように目を閉じて視覚刺激を遮断し、深く深呼吸をしましょう。深呼吸をすると自分のなかを空気が出入りすることに気付きやすくなります。
深呼吸で自分の呼吸に意識を向けることができたら通常の呼吸に戻し、足を意識したり内臓を意識したりしてみましょう。
およそ10分間ほど自分の呼吸に意識を向ける
瞑想のやり方はシンプルですが、およそ10分程度そのまま集中を続けると無の境地に達してきます。
慣れてきたら30分以上続けることができるかもしれませんが、はじめのうちは10分の瞑想を毎日続けたほうがいいようです。
瞑想のやり方の注意点
雑念で集中できなくなったら姿勢を直す
瞑想中に雑念が振りはらえず、おかしな考えがどんどん湧いてくることは多いようです。
雑念を払うやり方は、姿勢を直して深呼吸をするとリセットされやすいようです。
人によっては咳払いをしたり、ワンクッションちがう行動を入れるといいといわれています。
集中できなくても慌てない
瞑想のやり方としては、呼吸に集中すること以外は比較的自由です。
決まった型や流派などはとくにありませんので、自分なりの方法でリラックスしてください。
本やネットや講師のいう通りにやって、集中できないからといって焦る必要はありません。
いろいろなメディアで紹介されている瞑想のやり方は、だいたいの人に合った方法であって、すべての人にかならず向いているわけではありません。
安全のため静かな場所で、好きな姿勢でリラックスし、呼吸に意識を向けることがポイントです。
さっそくやってみよう!
瞑想はやり方さえ覚えれば、歩きながらでもできるようです。
ただし、歩行瞑想法は交通事故に遭ったり、階段を踏み外す危険性がありますので、プールで水中ウォーキングをするときや、ウォーキングマシンを利用するときがおすすめです。
時間があるときにいつでもできる瞑想で、体調管理やストレスケアをしてみましょう。