算命学の命式とは?
古代中国の学問として誕生した算命学は、東洋占術のなかでもとくに人気がある占術のひとつです。
算命学では生年月日から命式を求めて、その命式でその人の特性や運命、運勢といったものを知ることができます。
つまり、算命学で鑑定をおこなうときのもっとも基礎となる大切なものが命式です。
命式を計算するためには勉強が必要ですが、ネットで「算命学 命式」と検索することで自動で命式を計算してくれるサイトがみつかります。
そのため、簡単に算命学で自分の適性や特徴について調べることができます。
陰占(いんせん)ってなに?意味とは…
算命学の陰占とは、その人の生まれもった本質や環境をあらわします。
同じ誕生日の人はそれぞれが別の人ですが、算命学においては同じ生年月日をもつひとは同じ本質と運命をもつと考えられています。
陰占の出し方について
陰占の出し方とは
陰占の出し方は、算命学の計算サイトで生年月日を入れたときに左側(サイトによっては別デザインのときがあります)にでる縦3マス×横3マスの9マスが陰占をあらわしています。
このときに左上にでるのが日干(にっかん)といい、その人の本質をあらわします。
日干は甲(こうぼく)・乙(おつぼく)・丙(へいか)・丁(ていか)・戊(ぼど)・己(きど)・庚(こうきん)・辛(しんきん)・壬(じんすい)・癸(きすい)の十干(じっかん)のいずれかが入ります。
また、上から2段目より下には十二支が入り、内面や行動をあらわします。
甲の性質
甲の性質は大器晩成で、ゆっくり時間をかけて成長していくことが特徴です。
そのため、若いうちになかなか芽がでなくても諦めずに努力をつづけましょう。
いずれ、その努力が実を結んで成功するでしょう。
乙の性質
乙の性質は環境に適応する能力が高いことが特徴で、逆境やトラブルがあったとしても臨機応変に乗り越えることができます。
また、新しいチャレンジをしたときにうまく適応して成功することができます。
丙の性質
丙の性質は明るい性格で、人生を楽観的に乗り越えていくことができます。
明るい性格は周囲にいい影響をあたえるため、友人が多いことが特徴です。
丁の性質
丁の性質は繊細な心の持ち主で、周囲の環境によって感情の起伏が激しいことが特徴です。
また、繊細な気づかいをして周囲の調和をとることができます。
戊の性質
戊の性質は頼りがいがあることが特徴で、年下の相手に慕われることが多いです。
また、リーダーとしてチームを引っ張ていく役割が向いています。
己の性質
己の性質は優しくて家庭的で、いい家庭を築いていくことができます。
また、表に出さない芯の強さをもっていて、粘り強く困難を乗り越えていけます。
庚の性質
庚の性質は困難を糧に成長していくことが特徴で、トラブルや困難なことがあるときに楽しんで乗り越えていくことができます。
また、コツコツと努力するタイプなので周囲から信頼されるタイプです。
辛の性質
辛の性質はプライドが高いことが特徴で、周囲からバカにされることを許せないタイプです。
また、プライドを守るために自分磨きをする努力を欠かしません。
壬の性質
壬の性質は自由と冒険を好むことが特徴で、いつも新しいことを探して行動しています。
好奇心旺盛でチャレンジすることを好みますが、コツコツと努力することは苦手です。
癸の性質
癸の性質は慈愛に満ちていることが特徴で、周囲を優しさで包み込むことができます。
しかし、保守的な面がデメリットになるケースがあります。
陽占(ようせん)との違いは?
算命学では、陰占のほかに陽占があります。
陰占ではその人がもつ本質や運勢をあらわしますが、陽占はその人の表面的な性格や人生のサイクルを鑑定します。
そのため、陰占と陽占を組み合わせることで、より詳しく鑑定をすることができます。
陰占では相性を見ることが多い!
陰占では、性質や特徴がわかります。
そのため、相性や適職を占うときに大切な要素となります。