「エンパス」と「サイコパス」の違いとは?
エンパスとサイコパスはどちらも相手の感情を読み取る能力が高いといわれており、基本的な能力はほとんどおなじだといわれています。
ただしエンパスが相手の感情に寄り添うのに対し、サイコパスは相手の感情を利用しようと考えるようです。
エンパス体質の人の特徴
感受性や共感力が強い
エンパスはサイコパスとちがって共感力が高く、相手の感情を自分の感情として認識してしまうことがあるようです。
相手が悲しんでいたら事情が分からなくても涙が出てきたり、辛い目にあった人の側にいると具合が悪くなるようです。
なぜか人の感情や体調が分かってしまう
エンパスは、とくに集中しなくても自然に他者の感情や体調を感じ取ってしまいます。
エンパスがサイコパスとちがう点は、自分自身が相手とおなじ感情や体調の不具合を感じて、周囲の誰かの感情の不安定さや体調不良を知ることが多い部分でしょう。
サイコパスは、どちらかというと相手を外部から観察して変化に気付くといわれており、人の感情を感じ取っているわけではないようです。
名探偵シャーロック・ホームズ的な観察力で、エンパスとおなじ結論にたどり着いているのかもしれません。
1人になって自分を浄化する時間が必要
エンパスはサイコパスより繊細で体調を崩しやすく、定期的に人の輪から離れて1人になり精神状態をリセットする必要があります。
そのため、つねにグループで行動しなければいけない山岳パーティーなどへの参加は、エンパスには向いていないと考えられます。
サイコパス体質の人の特徴
相手の気持ちが手に取るようにわかる
サイコパスは、第三者的な立場から他者の感情を読み取るようです。
相手のささいな変化に注目し、愉しみや満足感を覚えます。
共感するエンパスとはちがって自分が辛い目に遭うわけではないため、たくさんの他者の感情を知りたがる傾向にあるようです。
相手の気持ちを傷つけてもまったく気にならない
サイコパスとエンパスのもっとも大きなちがいは、共感力がまったくないことでしょう。
サイコパスは、目の前で苦しむ人をみても瞳孔が動かず、なにも感じないといわれています。
そのため、相手をいじめて純粋に反応を楽しむタイプの人が多いようです。
目的のためなら反社会的な方法を平気でつかう
サイコパスは、目的達成のためなら平気で反社会的な行動を取ることができるといわれています。
重度のサイコパスは犯罪者になりやすく、軽度のサイコパスは会社経営などで成功を収めることが多いようです。
それぞれの体質の向き合っていく方法
エンパスとの付き合い方
エンパスと上手に付き合うためには、マイナスの感情を持たず、体調不良のときはエンパスと会わないようにするといいかもしれません。
とにかく周囲のマイナス感情を察知してしまうエンパスは、人の痛みに共感して体調を崩すおそれがあります。
戦争や事故のニュースを話題にしたり、スプラッタ映画などを勧めないことは基本です。
また、一見美談のように感じられる話でも、エンパスには嫌悪感を与えることがあるので注意しましょう。
サイコパスとの付き合い方
サイコパスとは、できるだけ付き合わないほうがいいといわれています。
しかし、仕事上の付き合いや、家族のなかにサイコパスがいる場合は、やはり付き合うしかない場合があるでしょう。
サイコパスには、とにかく敵視されないことが重要です。
無害な存在として放置されるように振る舞い、サイコパスと同等もしくはそれ以上の力があるということは伏せておいたほうがいいようです。
しっかり理解して向き合おう!
エンパスとサイコパスには、大きな違いがあるといわれています。
しっかり両者のちがいを理解して、正しく向き合えるように意識しましょう。
他人にはさまざまな感じ方や考え方がありますので、自分の物差しで勝手な解釈をしないほうがいいかもしれません。