「エンパス」とは一体なに?
エンパシー(共感)する能力が高いエンパス
エンパスとは、他人の気持ちに共感する能力が通常より高い人のことをいうようです。
もともとはHSP(Highly sensitive person)の仲間で、スピリチュアルな能力が備わったタイプの人だといわれています。
ただし学術的な研究がされていないため、エンパスの定義は曖昧で、いまのところは不確定要素が多い存在です。
精神病ではないため、精神医学では取り扱っておらず、心理学的な範疇の言葉であるようです。
サイコパスと正反対の存在
エンパスとは正反対の存在として、サイコパスが挙げられることは多いようです。
平和的なエンパスに対して、攻撃的なサイコパスは敬遠される存在です。
しかし、人の心が読めるという点においては、エンパス・サイコパスともに共通の能力があるようです。
エンパスは人の気持ちに寄り添うことができるため、カウンセラーや占い師に向いているといわれています。
サイコパスは人が欲しがるものやしてほしいことをお金に変えることが得意なため、会社で出世したり社長などになる人が多いようです。
エンパスの人の特徴とは?
人の気持ちが理解できる
エンパスとは、人の感情を自分のものとして感じることができる能力を持っており、人混みが苦手で、激しい感情を持った人も苦手です。
また他者の痛みに強く反応して、肉が食べられなくなったり、戦争や事故のニュースがみられないようです。
他人の気持ちに寄り添う
エンパスとは、共感力が高いせいか他者に寄り添う能力が高いようです。
相手が欲するものを努力して与え、誠心誠意尽くす人が多いので、たくさんの人と付き合うと気疲れしてしまうようです。
とくに、泣いたり怒ったりしている人には近づきたくないでしょう。
エンパスになる確率はどのくらい?
日本人に多いエンパス
エンパスとは共感力が高いタイプの人で、日本人に多いとされています。
エンパスとして生まれる人の割合はおよそ5人に1人といわれており、約1億2000万人の日本人のなかには、概算で2400万人のエンパスがいるようです。
エンパスはたくさんいる
5人に1人は70歳以上といわれる日本社会では、お年寄りをみかけるのとおなじ確率でエンパスをみかける計算になるようです。
お年寄りはとても多いといわれているので、エンパスもとても多いと考えることができるでしょう。
いままで不自然なくらいに引っ込み思案だと思っていた人は、じつはエンパスなのかもしれません。
科学的に立証されていないため、現時点においてはスピリチュアルに興味のある人しかエンパスという言葉を知らないようです。
エンパスと向き合っていくには?
常識にとらわれず無理をしないこと
エンパスとは持って生まれた体機能のようなものですので、改善したり完治するようなことはありません。
右利きか左利きかのちがいを気にして、幼少時に無理に右利きとして矯正するように、また歯並びを矯正するように長期間訓練すれば多少は変わるでしょう。
しかし、本来美しい青い目を隠して生きることは面倒なものです。
エンパスも同様に否定せずに素直に受け入れ、長所や美点にできるように工夫しましょう。
周囲に自分を合わせるのでなく、自分に合わせたよい環境を探すといいかもしれません。
自分の直感を信じて行動する
エンパスとは、おもに感情面で能力を発揮します。
そのため、体力面でアドバンテージがあるわけではありません。
自分が望まない方向に進んで大変な目にあったときに上手く切り抜けられるかどうかわかりませんので、直感を大切にしましょう。
自分がならないとは限らない!
エンパスは生まれもった性質であり、もしかするとすべての人間が持っていた能力かもしれません。
後天的に発現する能力か、幼少時に持っていた能力が消えずに残ったものかは、研究されていないので分からないようです。
しかし、5人に1人の人間がエンパスとされているからには、具体的な対応策は必要でしょう。
エンパスに対する存在の肯定論や否定論、エンパスの特性やありがちな問題に付いて知ることができれば、自分に合った対処法がみつかるかもしれません。