離婚をしたいけど子供が気になる
離婚したいと思う理由は人それぞれです。離婚が頭を過ぎる時に考えるのは子供のことですよね。子供のことや心理を考えれば考えるほど、離婚が決断できなくなってしまいます。
「子供に罪はないのに、子供に悲しい思いをさせてしまっていいのだろうか」「離婚によって子供の育ち方に影響がでてしまうのではないか」と考えて不安になってしまうことでしょう。
両親の離婚に対して子供はどういう心理なのでしょうか。もう一度子供の気持ちを深く考えてみましょう。
離婚に対しての子供の心理は?
両親が離婚してしまう思うと子供は、大好きだった両親が離れ離れになってしまう、片方の親とはもう一緒に住めなくなってしまうと思い、悲しくて寂しいという心理状態になります。
離婚してしまったのは親の都合なのに、自分が良い子でいないから、自分のせいで離婚してしまうのでははないかと、不安になったり自分を責めてしまうような心理が働くことも。
ある程度大きくなった子供は、それで平和になれるなら、毎日喧嘩を見なくていいなら離婚してもいいのではないかという心理になります。
心の奥では共通して、離婚しない家庭を望んでいます。
離婚した親に対して、子供はどう思う?
現代では子供もネットで共感する心理感情を求めたり、悩みを相談したりしています。実は親が離婚をした子供たちの掲示板もあるのです。
そこでは親が離婚をしてしまった子供たちの、正直な気持ちが書かれています。
甘えられなくなる
親への甘え方を忘れる
まわりの子が可愛く親に甘えてるのが羨ましい
両親が離婚してしまうと片親になり、いつも忙しそうにしている親に遠慮してしまい、甘え方がわからなくなってしまいます。
離婚する際は、子供にきちんと甘えさせることができる環境を作れるのか考えましょう。
学校行事
『「父の日」「母の日」に手紙を書きましょう』って授業が苦痛
渡す相手いねぇよ
幼稚園、保育園、学校では両親に感謝を伝える手紙を書いたりすることがあります。そんなときに困ってしまうのは子供です。周りと同じことができないことは苦痛なのです。
また親子で参加する行事のときに、片親だと休みがとれず参加できないことがあります。周りの子たちは親が来てくれているのに、自分には来てくれないととても寂しい思いをするのです。
金銭面
大学進学したくてもできない。
塾にも行けない。
もっと、返さなくてもいい奨学金を作って。
親が離婚してしまうと、金銭面的に厳しいことがあります。
習い事に通いたい、進学したいと思う子供に我慢をさせなければいけません。お金に余裕がないと、子供の将来を奪ってしまう可能性があるのです。
相談できない
父子家庭で、生理でめちゃくちゃお腹痛くて休みたいとかどう言えばいいのか。
「そんなに痛くないでしょ?早く準備して学校行け」って言われたよ。辛いよ
男の子は父親にしか言えないこと、女の子は母親にしか言えないことがあります。女の子は特に思春期になると母親にしか話せないことがあります。
異性だからわかってもらえないという辛い思いもしてしまいます。
偏見
あいつ片親だから
みたいな事一度言われた時から
頭から離れなくなった
家族以外と喋るときはふとした瞬間にその言葉がよぎって寒気する
片親の家庭が多くなり、あまり偏見がなくなったと思いがちですが、今でも片親に対する偏見を持つ人もまだまだいます。
偏見をもたれた時に、嫌な心理状態になってしまうのは子供です。
離婚により、子供の成長に影響はある?
離婚は子供に必ず影響がでるものです。両親が離婚をしてしまうと子供は傷つきます。
また親の離婚がストレスとなり、非行に走ってしまうケースもあります。子供の様子をしっかりとチェックして、心のケアをしてあげましょう。
好きな習い事をさせてあげられなかったり、進学させることができない可能性もあります。
子供にやりたいことをさせてあげるためにも、子供に関するお金のことは二人でよく話し合ってから離婚するようにしてください。
さいごに
親が離婚をしてしまうと、子供の心理状態はとても不安定になります。片親だからと苦労をかけてしまうこともあるでしょう。
しかし何も悪いことをしていない子供を、これ以上辛い心理状態にさせないように努力をしてください。たくさん愛情を注ぎ、子供の様子をよく観察し、心のケアを忘れないようにしましょう。