セクハラの定義は曖昧
世の中にはセクハラで悩まされている人が多くいます。なぜセクハラ問題がなかなか解決できないのか。その理由はセクハラの定義が曖昧だからです。
セクハラをうけた人が嫌だと思うかどうか
被害を受けた本人が嫌だと感じた性的な嫌がらせのことをセクハラといいます。人によって嫌だと思うことは違いますし、仲の良い異性だとなんとも思わないことでも苦手な人の場合嫌だと思うことがあります。
ボディタッチがセクハラ、性的な質問がセクハラだときちんと決められているわけではないのです。あくまでも自分が嫌だと思った性的な嫌がらせがセクハラだとされています。
上司のセクハラは、告発するのに勇気がいる
上司からのセクハラには、立場的な問題もありきつく言うことができません。告発したらクビにされてしまうかもしれない、圧力をかけられてしまうかもしれないという不安もあります。
しかしそのままにしておいて良いことはなにもありません。耐え難い苦痛を我慢し続ければ、セクハラは悪化していき、精神的な病気になってしまうことがあります。自分のためにも勇気を出して上司からのセクハラを阻止することが大切です。
セクハラ上司の7つの対応策
対応策①:相談する
まずは信頼できる他の上司や、同僚に相談してみましょう。一人で抱えるよりも、誰かに言うことで少し気持ちも楽になります。周りからそれとなく、セクハラを阻止してくれたり、上手い解決方法を考えてくれるかもしれません。
対応策②:しっかりと拒否をする
セクハラの言動に対し、なにもしないままだととても危険です。「いつもなにも言わないから嫌がっていないんだろう」、「もっと過激なことをしてもいいだろう」と思われてしまいます。
上司からセクハラをされたときははっきりと「やめてください」と言うことが大切です。勇気を出して頑張ってみましょう。
対応策③:相手にやんわりと伝える
セクハラをされたら「それはセクハラじゃないんですかぁ?」とやんわりと伝えてみましょう。世の中の男性は“セクハラ”という単語に非常に敏感になっています。
あなたがセクハラだと思っていても相手にはセクハラという自覚がない場合にはとても有効的な対応方法です。
対応策④:露出を控える
社内で、露出度の高い格好をしているとそれだけでセクハラの対象になってしまう可能性があります。短いスカートをやめたり、胸元をきちんとしめたり、少し地味な格好をするように心掛けましょう。
対応策⑤:失望したことを伝える
セクハラをしてくる上司に対して、「〇〇さんのことすごく尊敬してたんですけど、そんなことするんですねー正直失望しちゃいました。」と伝えるのもとても効果的な対応方法です。
これが難しい場合は「え?〇〇さん?今のは間違いですよね。〇〇さんがそんなセクハラみたいなことするはずないですもんね。」と言いましょう。
男性にとって失望されたり、尊敬をされなくなるということは大きなダメージです。
対応策⑥:あからさまに避ける
言葉にすることが難しい人は、あからさまに避ける態度をとりましょう。そうすればおのずとセクハラ上司との距離が離れていきます。しかし仕事面に支障をきたさない程度にしてくださいね。
対応策⑦:彼氏や夫の話題をだす
自分に彼氏や夫がいない場合でも、付き合っている彼がいるという嘘はつくことができます。「最近彼氏に〇〇さんのことを話したら、その人セクハラしてない?気をつけなよって言われちゃいました」と言ってみましょう。
他の男性がいることによって、これ以上はマズイと上司も思うはずです。相手に危機感を持たせる対応をしましょう。
どうしてもセクハラが解決されないなら
どうしてもセクハラが解決されない場合には、まずメールや会話内容を録音したものなど証拠を集め、まずは会社に相談しましょう。それでも解決しない場合は、外部の都道府県労働局総合労働相談コーナーや、弁護士事務所に相談してください。
さいごに
上司からのセクハラにどう対応すればいいのか一人で悩まず、今回ご紹介した対応策を参考にセクハラを阻止しましょう。それでも解決されない場合は、あきらめずに会社や外部に相談してください。
そのままにしておいて良いことではありません。悪いのはあなたではなく、セクハラをする上司なのですから勇気をもって対応しましょう。