職場で嫌がらせをうけている
学校でのいじめ問題がクローズアップされているように、大人になってからも職場では嫌がらせといういじめに似たものが存在します。
上司からまたは同僚から、中には部下から嫌がらせを受けているという場合もあります。社内に限らず取引先からの嫌がらせもあって、受けている人にとっては苦しい状況です。
結論から言って「大人の嫌がらせは自然消滅はしない!」と覚えておきましょう。自ら止める行動を起こさないと止まらないのです。
嫌がらせは止めようと試みる
子どもたちの意地悪だったら飽きたらそれで終わり、または他のターゲットが見つかったら自然になくなることが多々あります。
ですが職場で起こる大人の嫌がらせは、何か対策を考えないと止まりません。そして、さらにひどくなるというケースさえあります。
まず最初は、何か行動を起こさないと止まらないということを念頭に入れておきましょう。
嫌がらせの原因
そもそも人は、なぜ嫌がらせをするのでしょうか?
その原因の1つに、仕事もプライベートも充実していないことが挙げられます。迷惑な話ですが、自分より立場の低い人間に嫌がらせをすることで、ストレスを発散しているのです。
こういう人は恋人はもちろん、友達もいなく休日も楽しむことができないので、リフレッシュができていません。
そのため仕事が生活の全てになっているため、ストレスの発散も自然と職場になってしまうのです。
嫌がらせをする人間は本当は孤独
愚痴を聞いてくれる恋人はおろか友達も少ないので、深い孤独感に苛まれます。
そんなときに、弱い立場の人間に嫌がらせをすることで、相手が困っていたり悩んでいる姿を見るのが快感になっていくのです。
相手に何の落ち度もないのに、ストレスが溜まったら嫌がらせをするようになる悪循環なのです。
嫌がらせをされたときの対策
「もう我慢の限界だ!」と感じるのなら、勇気を出して嫌がらせをする本人に立ち向かいましょう。
たとえば、「どうしていつもそんなことを言うんですか?するんですか?」、「私だけ何故そのような対応なのでしょうか?」などと聞いてみてください。
そしてそのときの相手の反応は、しっかり見ておきましょう。このように1対1で話す場を作るのも1つの対策方法ですし、なぜ嫌がらせをするのか突き止めるのです。
とことん話し合ってみる
相手と話す際には以前されて凄く嫌だったことを話し、どんな気持ちでやったのか聞いてみましょう。
もしかしたらあなたが何も言わなかったので、調子に乗ってエスカレートしたことも考えられます。
嫌がらせをする張本人と、面と向かって話すのはかなり勇気のいることですが、本人と話し合うことで早期解決にもつながります。
話し合いに応じないようなら、上司や信頼できる年長者にかけあってみましょう。
嫌がらせ対策でかえってNGなこと
職場での嫌がらせ対策でNGなのが、証拠を消してしまうことです。
何か物質的証拠が残っていると、あとから良い武器になります。悪口や嫌味など、言葉の嫌がらせが続いているならパワハラに匹敵しえます。
長期に渡って続いている言葉の嫌がらせなら、ボイスレコーダーに録音して記録しておくことが大事です。
他にも仕事を他の人より多く押し付けられるといった嫌がらせは、その日にした仕事の内容を記録しておきましょう。それに加えて退社時間も記録しておくといいでしょう。
どれだけ他の社員より異常なほど残業しているのか、タイムカードなどを写メで撮っておいたり、証拠があることでそれが戦う武器になります。
嫌がらせが収まらない場合
話し合ったり職場の上司に相談したり、いろいろ対策は試してみたけれどそれでも嫌がらせが収まらない場合は、どうすればいいのでしょうか?
他にも部署があるようなら、部署移動をお願いしてみるのも1つの方法です。また思い切って転職する選択もあります。
要は嫌がらせをしてくる人から離れられれば良いのです。
そのため退職は最後の手段と考えて下さい。せっかく苦労して入った会社です。嫌な人間からの嫌がらせが原因で、会社を辞めるのは本当に不本意ですよね?
ただその会社自体好きではなくて、未練も将来の不安もないのならさっさと退職するのもありです。嫌な思いを続けてまで、その会社にしがみつくことはありません。
さいごに
職場の嫌がらせが原因で、体調を壊してしまっては本末転倒です。そのためできるだけ早く対策を考えて、早期解決を目指しましょう。
嫌がらせを受けていることを、職場の人に告白するのは勇気が必要です。でも誰かに相談することで、解決の道に進むことを忘れないでくださいね。
今回ご紹介しました対策をぜひ、試してみてください。