職場の集団行動がだるい
1日の大半の時間を過ごすのは職場です。自分にとってできるだけ居心地のいい場所にしたいものですよね。
しかし切っても離せないのは、職場の人との付き合いです。仕事は充実しているけれど、休憩時間やオフタイムの職場の人との付き合いが面倒でたまらない人が、日本にはたくさんいます。
あなたが集団行動を苦手に感じる理由とは、いったい何でしょうか。
「上司の機嫌をとるのがダルいから会社に行きたくない...」なんて経験は、誰もが一度はあるはずです。
苦手な理由
職場での集団行動を苦手に感じるのには、やはり理由があります。対処法を考える前に苦手な原因を明確にしておきましょう。
苦手な理由① 自己表現が下手
自分の気持ちを言葉にするのが苦手な人は、他人と交わることに抵抗を感じます。
話を振られても会話のキャッチボールが続かないため、お昼ご飯に職場の上司と話を続けることが耐えられないほどイヤだと思うでしょう。
苦手な理由② 人に気を遣いすぎる
人とは違う意見を持っていても、常に相手に合わせてしまうため、結果、ひとりがいい!という結論に至ります。
しかし周囲からは空気が読めてノリのいい人と思われているため、飲み会のお誘いの声がよくかかります。さらに素の自分を出しづらくなってしまうという悪循環に陥るケースも少なくありません。
苦手な理由③ 集団の中に居場所がないように感じる
2、3人程度の少人数で会話したり行動する分には、まったく問題なく交流できるのですが、集団になるとたんに付き合い方がわからなくなってしまいます。
深く狭い付き合いを好む人に多いようです。
苦手な理由④ パーソナルスペース(心理的縄張り)が広い
誰でも自分の世界に干渉されたくないという気持ちは少なからず持っていますが、集団行動が苦手な人はパーソナルスペースが広いのです。
家族や親しい友だちなどとは普通に交流できるのであれば、時間をかければ職場の人との距離も狭めていける可能性もあるでしょう。
苦手な理由⑤ ひとりの時間が一番好き
「家の自分の部屋でぼーっとしている時間が一番好き」と、ひとりを好ましく感じる人は、おおむね集団行動が苦手な場合が多いです。
学生時代も体育祭や文化祭といった行事が憂うつだったのではありませんか?
職場の集団行動の上手な対処法5選
せめて仕事以外では集団行動を避けたい…。そんなときに使えるいくつかの言い訳とコツをご紹介します。職場の集団行動を克服するための対処法を激選して5つ紹介します。
ただし、使い過ぎはNG。マイナスイメージが付いてしまう場合もあります。ある程度にはお誘いに付き合うのも大事です。
「お金がピンチ」と伝える
金欠をアピールすることで相手はあなたを誘いにくくなります。
ただし、あまりにも頻繁だと計画性のない人という不名誉なレッテルを貼られてしまいかねないので、目的を持って貯蓄している風を装うと良いでしょう。
「私、貯金が趣味なんですよね」と普段からさりげなく伝えておくこともおすすめです。
お弁当を持参する
ランチタイムを外食で過ごす習慣の職場であれば、お弁当を持参することで集団行動を避ける対処法になります。
お弁当を持ってきてしまえば相手は外食に誘えません。
予定を先に入れる
先約があれば、相手は自分から手を引くでしょう。個人のプライベートな時間を邪魔することは一種のパワハラになる可能性もあるからです。
しかし理由が底つきてしまわないように注意してください。本当にイヤな時に使う対処法として覚えておきましょう。
体調不良を言い訳にする
体調不良や生理痛を理由にするのも対処法の一つとしておすすめです。調子の悪い人を無理に連れ出そうとは思いません。
ただし社会では、体調をよく崩す人は自己管理ができない=仕事ができない人と判断されてしまうことも。悔しいですが体調管理も仕事の一つ。対処法として使う頻度は低めにしましょう。
ひとりでいたい気分だと言う
ひとりになりたい時は誰にでもあるものです。「ああ、そうなんだ」と、意外とすんなり受け入れてもらえますよ。
職場の集団行動を上手く乗り越えるコツ
どうしても集団行動をしなければならない場面は必ずあります。
完全に克服した!とまではいかなくても、憂うつな気持ちが少し楽になるコツをお教えしましょう。苦しい心が少しは気楽になるはずです。
自分のポジションを決める
まわりの友だちを思い浮かべてみてください。
皆をまとめるリーダー的な人、盛り上げ役、いじられ役など、それぞれなんとなく決まった役割を持っているはずです。さて、その中で口数は少ないけれど、存在感のある人はいませんか?
職場の中でも同じこと。このポジションを目指してみましょう。
割り切って付き合う
職場の集団行動は、仕事を円滑に進めるための潤滑油と割り切りましょう。
オフタイムのお付き合いに関しては、たとえば1次会のみ参加などと決めて、調和を乱さない程度に合わせれば十分です。
集団行動のない働き方とは?
自分ひとりでできる仕事、限られた少人数で進める仕事は集団行動を売る必要がない職業です。
たとえばフリーランス(個人事業主)として仕事を受けるのも手です。IT系、デザイン系、ライター系、販売系など、得意な分野やスキルがあればチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
また、料理が好き、整理整頓が得意など、家事が苦にならない人であれば、ハウスキーパー(家事代行)のお仕事もおすすめです。場所や働く日が選べる上に時給がよいため、特に小さいお子さんがいる女性に人気の仕事になっています。
さいごに
職場の集団行動をうまく乗り越える対処法を紹介しました。
今回紹介した対処法以外にも、できることはまだまだあります。たとえば、ステキだと思う人の振る舞いや考え方をちょっと真似するだけでも対処法になります。
職場の人間関係に上手く馴染めない。そんな心細さを感じたときに読み返して見てくださいね。いつでも、あなたの味方です。