「周易」とは一体なに?
東洋占術には、四柱推命や紫微斗数をはじめさまざまな占術があります。
そのなかで、周易は歴史ある鑑定方法として人気があります。
周易とは一般的に「易」とよばれる占術で、古代中国の易経の考え方がもとになっています。
周易の歴史について
【周易の歴史とは?1】易経とは
周易とは、古代中国の易経の考え方がもとになった占術です。
易経とは、儒教のなかでもっとも大切な書物とされる四書五経のひとつです。
易経が書かれたのは古代中国の周の時代(紀元前1046年ころから紀元前256年まで)とされていて、そのため周易という名前になっています。
しかし、易経が周時代に成立したという説はあくまでも伝説で、実際には紀元前206年に成立した漢の時代に成立したとされています。
【周易の歴史とは?2】日本にはいつごろ伝わったの?
古代中国で成立した易経は、日本にいつ伝わったのかははっきりとわかっていません。
しかし、奈良時代に書かれた日本書紀には、易の考え方が影響していると考えられています。
また、平安時代の平安貴族たちが周易で占いをしていたことがわかっているため、日本においてかなり古い時代に伝わっていたと考えられています。
周易ってどんなことが占えるの?
【周易で占えることは?1】周易は卜の占術
占いの占術は大きくわけて命術・卜術・相術にわけられます(このほかにスピリチュアルな力を使う占術があります)。
このなかで、周易は卜の占術になります。
卜の占術は周易のほかにタロットカードやオラクルカード、ルーン占いといったものがあります。
細かく見ると周易とタロットカードでは占える内容が違いますが、大まかに見ると似たようなことを鑑定できます。
【周易で占えることは?2】近い未来の運勢を占える
周易では、1日単位の運勢や近い未来の運勢を占うことに向いています。
そのため、「いまどんな判断をすべきか」と悩んだときにおすすめの占術です。
しかし、長い期間の運勢やもって生まれた性質や運命を鑑定することには向いていません。
【周易で占えることは?3】恋愛・仕事の運勢を占える
周易では、恋愛や仕事の運勢のほかにも、さまざまな運勢を占うことができます。
占い師によっては、周易とさまざまな占術を組み合わせることで、近い未来の運勢を含めて総合的に鑑定するケースがあります。
周易の占い方とは?
【周易の占い方1】筮竹(ぜいちく)を使う方法
易占いというと、占い師の方が竹串のようなもので鑑定する姿を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
その竹串のことを筮竹(ぜいちく)といい、周易の卦を出すことができます。
筮竹を使う方法は専門的なため、勉強が必要になります。
【周易の占い方2】コインやサイコロを使う方法
周易で占うときは、コインやサイコロを使う方法があります。
これは、コインやサイコロを振って卦を出して鑑定する方法です。
筮竹を使う方法よりわかりやすく初心者向けですが、卦の出し方だけではなく意味を理解することが大切になります。
【周易の占い方3】イーチンタロットを使う方法
周易の六十四卦をカード化した、イーチンタロット(易カード)鑑定の人気が上がっています。
イーチンタロットを使えばタロット占いのようにカードを利用して鑑定できるほか、カードの絵柄が描かれているため直感的に意味を理解しやすいメリットがあります。
イーチンタロットは専門店だけではなくネットで気軽に入手できるため、興味がある方はチェックしてみてください。
周易について学んでみよう!
周易は歴史ある占術で、日本の歴史に大きな影響をあたえています。
そんな周易を学んで、鑑定してみてはいかがでしょうか。