占いとは?
うらなうこと。人の運勢、物事の吉凶、将来の成り行きを判断・予言すること。また、それを職業とする人。卜 (ぼく) ・筮 (ぜい) ・占星術・トランプ占い・人相見など、古今東西、さまざまの形式がある。うら。占卜 (せんぼく) 。卜占。
goo辞書では、このように書かれています。例に挙げられている形式だけでも五種類ありますが、他にも様々な占いの方法があります。そのため占いの種類を一から挙げていけば、きりがないでしょう。
ですから、全ての占いの種類をご紹介することはできません。この記事に載っていない占いの方法もあります。goo辞書で挙げられた例と、よく聞くものを中心にご紹介していきます。
占いの種類・特徴【卜 (ぼく)】
卜(ぼく)とはどういう意味?
カタカナのトとよく似ていますが、漢字です。『と』とは読まず『ぼく』と読みます。カタカナのトなのか漢字なのかわかりにくくてややこしい字ですが、占いでは占いそのものの意味を持つこともあり、結構よく出てくる漢字です。
占いの種類を知るにあたって、卜はまず覚えておきたい言葉です。
亀 (かめ) の甲を用いて吉凶を判断すること。一般に、うらない。うらなう。
大昔、亀卜(きぼく)という占いがありました。カメの甲羅にひびを入れて、そのひびで占う方法です。もちろん、現代ではやりません。
カメの甲羅にひびを入れたことがある方はそうそういないと思いますが、少し想像してみてください。甲羅を二つ用意して、どちらにもひびを入れてみます。そのひびは、どちらも全く同じひびになるでしょうか?
コピーではありませんから、全く同じにはなりませんよね。このように、状況、タイミングによって結果が変わる占う種類を、卜と呼びます。
卜というのは漢字で、一見馴染みがないように思えますが、カード占いやルーン占いも卜に分類されます。日本で言えばおみくじも卜ですね。
カード占い
トランプ、タロット、オラクルカード……カードを用いた占いは、全てカード占いと呼びます。そして、卜に分類されます。
ルーン占い
一般的には、ルーン文字という文字が記された石(木製も有)を袋に入れ、それを引いて占います。卜に分類されます。
おみくじ
神社で引けるおみくじも占いの一種で、卜に分類されます。パワースポットと合わせて、近所の神社を回ってみるのも楽しいかもしれませんね。
筮 (ぜい)
卜は元々カメの甲羅を使って占う方法です。筮は、動物でなく、植物を道具にした卜に分類される占いの種類です。
筮竹(ぜいちく)と呼ばれる細い五十本の棒を使います。卜のご紹介は、この筮までにしておきます。
占いの種類・特徴【命 (めい)】
命 (めい)とはどういう意味?
卜は、状況やタイミングによって結果が変わる占いでした。一方、命は生年月日などから、生まれ持った性質や運命を占います。そのため人の本質を見る場合などでは、的中率が高いです。
占星術 (せんせいじゅつ)
字の通り、星の位置などから結果を導き出す占いの方法です。占星術にも色々な種類がありますが、有名なのは西洋のホロスコープでしょうか。テレビや雑誌などでよくある星座占いも、西洋占星術、すなわち命に分類されます。
四柱推命 (しちゅうすいめい)
生まれた年・月・日・時の四つの柱で占います。抜群の的中率を誇るとも言われている占いです。命に分類されます。
数秘術 (すうひじゅつ)
字の通り、数を使う占いです。生年月日だけでなく、名前も数字に変換して占います。数秘術も命の種類に分類されます。命のご紹介は、この数秘術までにしておきます。
占いの種類・特徴【相 (そう)】
相(そう)とはどういう意味?
人や物の外面に現れた運勢・吉凶のきざし。
占いには三種類あります。上でもご紹介した『卜』『命』そしてもう一つ『相』です。相は、実際に特定のものを見て占います。すぐに変わるものではなくとも、いずれ変わるものは相に分類されます。
姓名判断
姓名判断は相に分類されます。数秘術も姓名を扱うので、姓名診断も数秘術と同じ命に値すると思われがちですが、数秘術は名前を数字に変換するため種類が異なります。
人相占い
文字通り、人相を見て占います。顔で占うのが一般的です。ばっちりメイクでもナチュラルメイクでも、少し顔をいじれば、結果は変わってきます。
手相占い
手の平のしわを見る占いです。手相で性格を見ることもできますが、一生変わらないものではありませんので、相に分類されます。
夢占い
実際に目で見ているのかは不明ですが、夢の内容を占う夢占いも相に分類されます。Uratteでもたくさん記事がありますよね。
風水 (ふうすい)
位置を考えてものを置くことで、良い気を与えようとする占いです。星座占い同様、テレビや雑誌でもおなじみかと思います。相に分類されます。
占いの種類の選び方
この記事に簡単に挙げた占いだけでも、種類がたくさんありましたね。ただし、大まかに分けると、命・卜・相の三種類に分類されると言われています。
命は、運命やもともと持っている性質が知りたい時に、卜は、その時の状況や近い未来が知りたい時に良いでしょう。相は、知っているとすぐ活用できる占いが多いです。選び方としては、自分が求めている占いがどの種類に値するのかを考えると良いでしょう。
『命と卜』や、『命と相』など、種類を組み合わせた占い方も存在します。三種類の意味をおさえた上で占いを見てみると、より占いが楽しめるでしょう。
自分でも簡単にできる!卜の占いのやり方
花占い
画像のような花を用意します。そしてYes・Noで答えられる二択の質問をします。一枚花びらをちぎり、Yesと口にします。また一枚花びらをちぎり、Noと口にします。そして、再び花びらをちぎり、Yes、Noと口に……。
最後の花びらをちぎる時に口にした答えが、質問の結果になります。
いわゆる花占いですね。簡単にできるので、幼い頃などに実際にやった方もいらっしゃるのではないでしょうか。多すぎず少なすぎない花びらの花があれば、簡単にできます。
花占いを幼稚に思いますか?しかし、これも卜に分類される占い方なのです。もっと言えば、今まで通ってきた学校などで、何かを決める時にくじ引きしませんでしたか?あれも、結果によって吉凶があるならば卜に分類されるのです。
こう考えると占いがいかに身近で、誰でも簡単にできるものということがわかると思います。命、相は難しいかもしれませんが、卜なら、自分のオリジナルの占いだって、くじの要領で簡単に作れるんですよ。
さいごに
占いには、たくさんの方法があって、それぞれに特徴があります。さらに、占い師さんによっても様々な解釈が存在し、本当に星の数ほど種類が存在するでしょう。
今は、インターネットという便利なものがある時代です。興味があったら、是非検索してみてください。占いを知らなかった頃より、あなたの生活が豊かになるかもしれません。