石清水八幡宮の厄除けについて知りたい!
裏鬼門に位置する石清水八幡宮
石清水八幡宮は、京都御所から見て南東の角にあたる男山の山上にあります。
この方角は裏鬼門にあたり、表鬼門にある比叡山延暦寺と合わせて平安京に邪気が入るのを防ぐ役割を担っていました。
陰陽道の考えでは鬼門封じや王城鎮護の役割を果たす神社は厄除けや厄払いのご利益があるとされていることから、厄除けの神社として多くの人から支持され広く知られています。
厄除け効果はお墨付き
平安時代に建立されて以来、国を揺るがすさまざまな危機に直面するたびに朝廷は石清水八幡宮に御祈願し、平定を取り戻したとされています。
そのご利益が広く知れ渡り、石清水八幡宮は災厄を除ける神様としてたくさんの人が厄除開運を願ってお参りに来ています。
1,000年以上も前から厄を払い続けている石清水八幡宮のご利益は、お墨付きといっても過言ではありません。
石清水八幡宮で厄除けをするのがおすすめな理由
3種類の厄払い
厄除けと聞くと、厄払いの祈祷を思い描く人は多いのではないでしょうか。
石清水八幡宮の厄除けには厄年の人が受ける前厄・本厄・後厄・廻り年(まわりどし)祈願のほかに、大厄除け祈願である八方除(はっぽうよけ)祈願があります。
また、凶方位(鬼門・裏鬼門)の災いを祓う方除(ほうよけ)祈願があり、小厄にあたる人の災難を祓い運を開く厄除けがあります。
自分の厄によって厄除け祈祷を選べるのは、おすすめポイントだといえるでしょう。
時期によって清祓の神楽舞も
石清水八幡宮には、御神矢(ごしんや)として八幡御神矢があります。
厄除け祈願の際に八幡御神矢を受けるのが古くからの習わしといわれているのですが、お正月期間に八幡御神矢を受けると神楽殿での清祓の神楽舞を見ることができます。
舞が行われる日程はHPに掲載されているので、気になった人はぜひチェックしてみてください。
石清水八幡宮の厄除けできる場所とは?
石畳の参道
石清水八幡宮の本殿に続く石畳の参道は、ただ歩いているだけですでに厄を払ってもらえているような、清々しい気持ちになれる場所です。
本殿に一歩一歩近づくほど心が引き締まり、雑念がなくなります。
本殿前の南総門
本殿前に位置する南総門は、ぜひとも意識してもらいたい場所だといえます。
パワースポットとして知られ、正しい方向へと導いてくれる、南総門から本殿を拝して願いを告げるとご利益があるという話があるようです。
また、本殿は南総門の正面を向かないように位置しているのですが、これは参拝して帰るときに八幡大神様に対して真正面に背を向けないようにあえて中心を外した向きになっています。
石清水八幡宮の厄除けの種類と料金とは?
厄除けの種類と料金
厄除け祈願の種類は前厄・本厄・後厄・廻り年祈願、八方除け祈願、方除け祈願があり、それぞれ1万円~となっています。
「厄年ではないけれど最近ツイてない」という人向けに災難除け祈願があり、こちらも同じく1万円~です。
また、申し込みの月から1年間、毎月19日にご祈祷をしてもらえる特別祈祷があり、3万円~となっています。
八幡御神矢は2種類
八幡御神矢には、八幡御神矢と特別厄除御神矢の2種類があり、それぞれ3千円・5千円となっています。
特別厄除御神矢には八徳を表す七色の組紐+金色の房、そして御旗がついています。
厄除け祈願の人は、特別厄除御神矢がおすすめです。
石清水八幡宮で厄除けを受けるときの注意点
石清水八幡宮では、厄除け祈願の際には八幡御神矢を受けるのが習わしとされています。
「どのタイミングで矢をもらえばいいの?」と思うかもしれませんが、とくに決まりはないようです。
ただ、神社の方としては厄除け祈願の受付を済ませ料金を渡したあとに八幡御神矢を受け、厄除け祈願に参加するのがおすすめのようです。
せっかくの厄除け祈願ですから、おすすめの方法を試してみるのもいいかもしれません。