「易学」とは一体なに?
【易学とは1】易学とはなに?
易学とは東洋占術のひとつで、ものごとの吉凶を判断する占いのことをあらわします。
東洋占術をイメージしたときに、竹の串を選択して鑑定する占いを思い浮かべる方がいるかと思いますが、それが易学です。
易学で利用する竹の串を筮竹(ぜいちく)といい、筮竹を使い吉凶を鑑定します。
なお、筮竹以外にコインやカードを利用して易占いすることができます。
【易学とは2】易学の歴史とは
歴史の授業で、「四書五経(ししょごきょう)」という言葉を習ったという方が少なくないのではないでしょうか。
四書五経とは古代中国から伝わるもので、儒教の教えのなかでもっとも重要な9つの書籍のことをあらわします。
易経とは四書五経のひとつで、自然界のものは総て陰と陽でできていて、この陰と陽の組み合わせから過去・現在・未来を読み取る学問が易学です。
ちなみに、易経の著者は「伏羲(ふつき)」という伝説上の人物とされていますが、正式にはわかっていません。
易学ではどんなことが占えるの?
【易学で占えることとは1】具体的な行動
易学で占えることとは、自分がどうすれば問題を解決できたりいい決断できるかという具体的な行動です。
とくに、人生の大きな分岐点にあるときにどちらの方向に進めばいいかについて、悩みを解決したいときにおすすめの占術です。
【易学で占えることとは2】近い未来の運勢
東洋占術には、易学のほかに九星気学や四柱推命といったさまざまなものがあります。
九星気学や四柱推命といった東洋占星術では、自分の本質は生涯の運勢といったことがわかりますが、易学では自分の本質を占うことはできません。
易学で占うときに適しているのは、3か月程度先までの近い未来の運勢です。
西洋占術では、タロットカード占いが易学と似た悩みに向いている占術となります。
易学を学ぶ方法とは?
【易学を学ぶ方法1】書籍から学ぶ
「易学に興味があるから学んでみたい」と考えている方におすすめの勉強方法は、書籍で学ぶことです。
易学の入門書にはさまざまなものがあるため、自分に合ったものを探してみましょう。
このときに、書店で実際に見るほかに口コミが参考になります。
易学の入門書を見てより興味をもったときは、さらに詳しく解説している書籍を読んだり実際に易学で占いを試して身につけましょう。
【易学を学ぶ方法2】占いスクールで学ぶ
易学で学ぶ方法として、占いスクールで学ぶことがひとつの方法です。
占いスクールで学ぶことによって、わからないことを質問できたり卒業後に占い師として活動しやすいメリットがあります。
しかし、お金がかかる点がデメリットになるため、自分に合った方法かどうか判断しましょう。
【易学を学ぶ方法3】師匠を見つけて学ぶ
易学で学ぶ方法として、師匠を見つけることが挙げられます。
しかし、なかなか師匠を見つけることができないほかに、師匠との相性が悪いとうまくいかないデメリットがあります。
易学のやり方について
易学で占うときは、筮竹・サイコロ・コインといったものを使用します。
ここでは、簡単に入手できるサイコロを使用した占い方を紹介します。
まずは、サイコロ個(色違いの八面体ダイス1個ずつ計2個を準備し、2個の八面体ダイスのどちらが上かを決めておきます。
質問する内容を決めたらサイコロを振って、大成卦(たいせいか)を出します。
これを「六十四卦」でチェックをして、吉凶を判断します。
最初はうまくいかなくても、慣れていくにつれて技術が上がっていきます。
さっそくやってみよう!
東洋占術として歴史がある易学では、人生の大きな分岐点での選択を占うことができます。
書籍がたくさんあるので、自分に合った書籍を参考に易学を学んでみましょう。