「易」ってなに?
易とは
易とは、古代中国から伝わる儒教の経典である「易経」から来ています。
易経は森羅万象を捉えたもので、すべての要素を「大極」と「陰と陽」の2つに分けていて、さらに「八卦」の8つの要素に分けています。
易の歴史
易の歴史をさかのぼると、古代中国の神話まで戻ります。
古代中国では陰と陽、森羅万象を説いた「易経」の著者は、伏羲(ふっき)と記されています。
易占いの歴史としてもっとも古いのは、紀元前17から12世紀ごろの殷(いん)の時代に行なっていた亀甲占いで、この占いは亀の甲羅を用いてひび割れた形によって占う方法のことを言います。
易カードの意味や特徴
3500年から4000年の歴史がある
「易経」という書物が易占いのベースとなっており、3500年から4000年の歴史があります。
易経は、もともと宇宙や人生の森羅万象を予言する占いの書として残されたいたため、哲学や倫理を説く書として今でも読み継がれているのです。
昔からある占いのため、「それほど信用されてきた占い方法なんだろうな」と思えるでしょう。
「周易」が易占いの主流
易は、周王朝の時代に確立した「周易」という易法で、これは日本で一般的に行われている占いです。
周易による占い方法は、筮竹(ぜいちく)をという竹串のような棒を使って行います。
八卦の要素である「乾 (けん)・兌(だ)・巽(そん)・坎(かん)・離(り)・艮(ごん)・震(しん)・坤(こん)」の要素をベースにして、占います。
また、筮竹を使わずにさいころやコインを代用して占えます。
易カードで占えることは?
すべての運勢について占える
易カードでは、仕事運・恋愛運・友達運・勉強運など、すべての運勢について占うことができます。
そのため、「仕事運について詳しく知りたいけど恋愛運についても詳しく知りたい」など、さまざまな運勢について占いたい方は、易カードを使って占うといいでしょう。
1年先のことしか占えない
「占い」と聞くと、5年先も10年先のことも占える印象がありますよね。
しかし、易カードでは1年先のことしか占えないため、自分の将来について占うときは向いていないと言えるでしょう。
易カードを使って占うときは、近状について占いましょう。
易カードの使い方について
ヒンズーシャッフルをする
易カードを使って占うときは、ヒンズーシャッフルをします。
ヒンズーシャッフルをする理由は、易カードに正位置や逆位置の考え方を持っていないからです。
易カードでは、ヒンズーシャッフルをしてしっかりカードを混ぜることが重要なため、占う前に念入りにシャッフルをしましょう。
しっかりカードをシャッフルしないと、占いの結果が毎回同じになってしまいます。
正位置と逆位置を気にしない
易カードでは正位置と逆位置がないため、カードを引くときはすべて正位置だと思うようにしましょう。
正位置や逆位置の意味をすべて覚える必要がないため、初心者の人でも比較的占いやすい方法と言えるでしょう。
2つを分けて1番したのカードを引く
易カードをシャッフルをしたあとに質問を決めて、1つにまとまっているカードを2つに分けます。
易カードでは、スプレッドの中で重要な場所に位置するカードは、2つに分けた上の束の1番下のカードとなるため、1番下のカードを引きましょう。
引いたカードが、あなたが占いたいと思ったことの結果です。
カードの意味を読み取って、占いの結果を把握しましょう。
易カードについて学ぼう!
易カードではすべて運勢について占うことができるため、「自分の運勢を知りたい!一度の占いですべての運勢のことを知りたい」と思っている方は、易カードについて学び、占ってみるといいでしょう。
易カードでは1年先のことまで占えるため、近状について占いたいときに使うといいです。